森の生活は、町の面積の9割を森林が占める下川町を拠点に、豊かな森林資源を活用し、人々と森をつなぐ活動をしているNPO法人。事業としては、森を生かした体験プログラムやツアーの実施、森林組合から移管を受けたトドマツ精油製造販売事業、自炊可能なコテージ型の交流施設「森のなかのヨックル」の管理運営などを行っています。
森の生活の代表である麻生翼さんは愛知県出身。北海道大学の森林科学科で学び、その後関西の種苗会社に勤務したのち、2010年に森の生活へ転職し、2013年に代表となりました。数名の限られたスタッフで仕事をまわすのではなく、外部に仕事を委託したり、ボランティアや森の生活の会員の関わる機会をつくりながらゆるやかにつながる、まさに森のような“多様な生態系”がある組織を目指して活動をしているといいます。