札幌市内で飲食店の経営をしていた小林さんは、アジア諸国をめぐる旅を経て『自分も起業して、仕事と生活の区別がないような暮らしを実現したい』と考えるようになりました。その後江別市や札幌市の養鶏農家で2年ほど勤務したのち、自身の農園を開園するため様々な町村をめぐるなかで、厚真町の地域おこし協力隊の募集を見つけ、応募しました。
小林さんが厚真町で取り組んでいるのは、鶏を地面で放し飼いする「平飼い自然養鶏」という方法。「いい鶏を育てることが、いい卵を育てることになる」という思いのもと、平飼いで、さらに自家製の配合飼料により育てられた鶏たちが生む卵は好評を呼んでいます。当初は周辺地域への宅配を行っていましたが、2015年1月からはオンラインショップを通じて全国発送も開始しました。