「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできるお祭りとして、地域のさまざまな団体とも連携し、51日間で26万人を動員した。通常のイベントと異なり、約1ヶ月半と長いため、準備も含めてアーティスト、ボランティアその他関係者が、長期にわたって地域にコミットできる。拠点として整備された「牡鹿ビレッジ」は、会期後も地域で利用されている。
音楽プロデューサーの小林武史氏らが2003年に立ち上げた一般社団法人ap bankは、自然エネルギーをはじめ、環境に関するさまざまなプロジェクトに融資を行う非営利組織。APは「Artists’ Power」に由来する。大震災後、小林氏が被災エリアをリサーチし、芸術祭実施を決意。2015年に実行委員会を組織し、2016年にプレイベント、翌年には石巻中心市街地と牡鹿半島をメインフィールドとするReborn-Art Festival2017を開催。